江藤博美のまちレポート

福岡市議会議員 江藤博美(福岡市民クラブ)は福岡市西区や福岡市のまちづくりにむけて”動く・つくる・かえる”

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更新日 2019-03-28 | 作成日 2007-10-16

9月定例議会で「こどもたちの放課後遊びの広場づくり」事業の本格的な取り組み等について一般質問しました。

 市議会は、6月定例会のあと常任委員会ごとに所管の外郭団体事業の調査や他都市の調査活動などを7・8月にこなし9月12日から10月24日まで43日間、定例議会と決算特別委員会が行われました。
 私は、9月16日一般質問にたち
  1.小・中学校における特別支援教育推進について 
  2.新・放課後等の遊び場づくり事業について 
  3.地域・住民自治システムの構築支援について 
  4.福岡シティマラソンの見直しについて

以上4項目について質疑討論しました。

小・中学校における特別支援教育推進について

Q_icon.png 福岡市では、特別支援学校8校、特別支援学級小学校110学級・中学校63学級・通級指導教室が小中合わせて27教室、生徒数合わせて2391人の子どもたちが、それぞれのハンディにチャレンジして通学しています。これらの子どもたちに加えて、特別支援教育支援員の介助によって通常の学級に就学している子どもたちは、現在37人、学校生活支援ボランティアの支援を受けて就学している子どもたちが28人います。また支援員や介助の対象外で親の介護のみで通常の学級に就学している子どもたちは現在10人です。この子たちの保護者は、今のままでは生活の糧の一部となるパートもままならない状態に置かれています。当市として通常の学級への介助員配置なども取り組むべき時期に来ていると考えますが、見解を伺います。

A_icon2.png通常の学級への介助員の配置につきましては、肢体不自由のある生徒のうち、教科学習の面で、通常の学級における教育の効果が高いと判断されるケースの支援については、重要な課題と認識しています。(山田教育長)

新・放課後等の遊び場づくり事業について

Q_icon.png 市長は、「笑顔があふれ、明るく元気に子どもが育つ街・福岡」をこども施策の当面する重要施策として位置づけています。本市は、これまで10校の小学校で「放課後の遊び場づくり事業」に取り組んできました。その実績、評価については、「学校教育課程とはまたひと味違う子どもたちの開放感あふれた遊ぶ様子を窓越しに見たとき、この事業を広げていくために学校もしっかり取り組まなければならないと思いました」という学校長の感想にあるように、子どもたち・指導員・保護者からも好評を得ているようです。
 今年度予算の中でも、とりあえず3100万円かけて「新・放課後等の遊び場づくりモデル事業」を9月から7校で本格化することになっています。地域のまん中で、放課後も子どもたちが元気に遊ぶ姿が普通の風景として見られることは、限りなく地域に活力をもたらすと思います。
 事業の重要性とその優先性を勘案して「新・放課後等の遊び場づくりモデル」事業も市長の強いリーダーシップで少しペースアップして進めてはどうかと思いますが、ご所見を伺います。

A_icon2.png「放課後こども教室推進事業」は、安全で自由に遊び活動ができる場や、機会を確保し、地域社会の中で、子どもたちの心身両面にわたる健やかな成長を支えていこうとする大変重要な事業として認識しています。「新・放課後等の遊び場づくりモデル事業」の実施で効果的な事業手法を検証・検討の上、できるだけ早急に方向を定めて、積極的に取り組みたいと思っています。(市長)

地域・住民自治システムの構築支援について

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Q_icon.png これまでの地域ボランティア頼みの住民自治支援から「地域コミュニティビジネス」として、法人化した住民自治組織の整備支援、つまり自立した住民自治組織の経営を支援するための方策の検討こそが今、問われていると考えています。この課題に対して第二次提言の検討の中では、その端緒となるであろうコミュニティと市の対等なパートナー関係の確立として「意識改革」を指摘しています。私はこの意識改革を裏打ちしていくための「自立した住民自治組織の経営を支援」こそが最も急がれる事項だと考えています。本市にとって、今後一層コミュニティに対する依頼事項が増えていくであろうことは間違いありません。市と地域コミュニティが双方利益を得られる仕組み作りこそ喫緊の課題と考えますが市長のお考えをお聞かせください。

A_icon2.png住民自治組織と行政がほんとうにパートナーシップを発揮していくためには、財政的なこと、人的支援のことまたコミュニティビジネスなどNPO活動を通じた地域への活動領域広がりの中で、住民自治支援に応えていく体制づくりが急がれていると考えています。(市長)

福岡シティマラソンの見直しについて

Q_icon.png 今年2月17日の東京マラソンには、32,000人の市民ランナーが参加し、都庁から東京ビッグサイトまで42.195キロを疾走しました。2回目となる大会ですが、申込者は海外も含めて15万人を超え、「東京が一つになる日」と謳ったイベントは、大会ボランティアだけで15,000人、沿道をゴール地点まで埋めたギャラリーはおよそ200万人、メディアのライブによって全国の視聴率は、20.6%に達したそうです。完走率は9割を超え、走りやすいコースとしても参加者の評判は上々のようです。東京マラソンは、発想をランナーだけの大会に留めず、見る側からも、準備する側からも、都民を始め全国の市民が心からイベントを楽しめるように、サービス精神にあふれた企画として注目を浴びています。
shinbunkiji.jpg 一方、わが福岡シティマラソンは、今年も11月2日に開催されます。参加者は例年通り約8000人の申し込みがあると聞いていますが、ランナーやギャラリーが興奮できるような仕掛けに乏しいことは否めません。人通りの少ない長浜通りと那の津の倉庫街で距離を稼ぐコースでは、走る方も見る方もテンションの上がりようがありません。「私たちの福岡・博多」を走ってもらう“もてなしの心”を込めたシティマラソンにしていくために、あり方を基本的に見直すときに来ていると思っています。外環状線上下4車線全線開通は2011年春には見込めます。外環状線沿いを南回りで市内一周全長約40㎞、そして長浜から南へ延びる日赤通り2km、中州を抜ける明治通りなどを織り交ぜたコースは市民ランナーの気持ちに火をつけること請け合いです。今から2〜3年の仕込みをかけて基本計画の策定からしっかりと準備し、関係者でプロジェクトを組み、東京マラソンに匹敵する「福岡シティマラソン」へと見直すべきと思います。今のシティマラソンと12月の国際マラソンを合併させることも一案と思いますが、市長のお考えをお聞かせください。

A_icon2.png私のところにもランナーの方からもっと楽しいコースに見直してはどうかという声が来ています。大会は、福岡への集客の役割も果たしており外環状線の整備なども視野に入れて、コース変更について関係機関と具体的な検討を行ってみたいと思います。(市長)

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