12月定例議会の動き — 報告 —
12月議会に提案された補正予算は次の通りです。
月例給与の0.2%カット、期末手当の0.05か月カット、他住居手当の減額によるもの。
- 高島市長は、一般質疑の答弁で住居手当についても廃止する方向で検討することを明らかにしました。
- 公務員の給与カットは耳ざわりがいいように聞こえますが、どこまで削れば世論は納得するのでしょうか!
国の補助内示に伴う補正予算で、港湾局と道路下水道局で道路補修整備等に使われる予定。
「不活化ポリオワクチン」の導入等による接種経費の追加によるものです。
近年、市内西部の北崎や今津、生の松原、東部の奈多地区で発生している松くい虫による深刻な松枯れを食い止め、良好な緑地の保存と、農作物や家屋被害防止のため緊急予算措置を行うものです。
SSJ 生の松原緑地保全会議が発足
下山門・西陵・城の原校区住民を中心に、三校区の自治協議会がバックアップして「SSJ 生の松原緑地保全会議」が昨年の11月26日スタートしました。(SSJ は校区の頭文字を表しているとのこと)
設立のきっかけは、生の松原の松枯れが近年特にひどくなり、このまま行政だけに任せられないと、生の松原の清掃活動に取り組んできた西陵校区自治協議会の呼びかけに両校区が応えて発足につながったものです。(昨年12月20日、西日本新聞朝刊にも紹介されていました)
ちょうど昨年の12月議会でも、松枯れ対策の補正予算が組まれたところです。国有林を管理する国・県と福岡市、そして地域住民一体となった緑地保全活動は、他の地域でも成果を上げています。私たちの身近なところで「共に」汗をかいて取り組んでいく場を作ってもらったことに敬意を表します。
高島市長は、自立分権型行財政改革に関する有識者会議(北川正恭座長)を5月末に立ち上げて10月までに7回の会合を経て「行財政改革プラン」なるものをまとめました。24年度から向こう4年間で予想される851億円の収支赤字を補填するための財源捻出にどこまで内部努力できるかが焦点となります。その内部努力の指針として101項目の事業見直しを議会に報告しました。(詳細については福岡市のホームページを参照してください。)
今議会では、本会議や委員会質疑で話題となったのが市職員の大幅給与見直しが盛り込まれているが、市長給与はどうするのかという投げかけでした。市長はその時には当然見直されることになると答弁していましたが、101項目にわたる事業見直しの中には、職員不補充で、実質民営化するなどのかなり荒っぽい手法で事業費の縮減を図ろうとするなど、大鉈が振るわれています。これを強行していくなら、まず市長が自らの身を削る覚悟なしに市民への説得力は持てそうにもありません。
一方で、市長は、福岡観光・集客戦略2013と称して派手な観光事業着手を打ち出しています。近々にパブリック・コメント市民意見募集を行う予定ですが、私たち議会に報告された時点(2012年12月議会)では、景気のいい話題満載の割には予算裏付けのないメニューで、急ぎ事務当局に作らせた感は否めません。どうぞこれもホームページなどでしっかりチェックの要ありです。
議会の外の動き
11月19日〜21日
久しぶりに視察・調査(三重・東京・仙台)に行って来ました
今回の視察・調査目的は、
① 地方議会改革の全国的な動きを確かめること
- →三重県津市で行われた「第7回地方議会改革シンポジウム」に出席
② まちの商店街から「魚屋さん」が激減していることに対する国の施策ヒアリング
- →中小企業庁商業課・水産庁漁政課の担当官にヒアリング
③ 3年前にリニューアルした「仙台天文台」の運営と施設の見学
- →「天地明察」(第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞した冲方丁作の時代)にも記されていますが、江戸の時代から伊達藩は天文学に熱心に取り組み、その伝統は今の「仙台天文台」に受け継がれています。
昨年末は、恒例の町内餅つき行事で大奮闘!
下山門4丁目町内会のもちつき大会多いときは一日で7か所廻って、7臼餅をつくと腕は硬直状態で何とも言えない快感に襲われます。