12月定例議会の動き!
… 学校施設の内外壁改修工事費7小学校・8中学校(15億7千万弱)
… 企業立地交付金の増額(4億7千万強)
… 給与改定等(2億3千万強)
… 地域活性化(地方創生先行型)事業(6千万)
目立った質問
7人の議員が、地域コミュニティ支援の重要性について高齢者対策、子育て、防災、防犯の視点から、また直接に自治協議会や自治会・町内会に支援の重要性を質疑で取り上げました。不登校や子どもの貧困については、4人の議員が取り上げ、地域社会で子育てをしていくことが喫緊の課題として質疑が交わされました。(詳細は後日市議会ホームページで閲覧できます)
今年は、福岡市がアジアに開かれた活力ある都市として、クルーズ船等による年間85万人を超える外国人観光客を受け入れる観光産業や物流・IT関連産業等への投資を呼びこむ企業誘致が活気をおびました。有効求人倍率も伸び、人口も微増傾向にあることから成長一色に思いがちですが、市民生活の周辺は課題がたくさん横たわっていることが議会討論の中からも読み取ることが出来ます。
- 自治協議会や自治会・町内会の支援について→7件
- 不登校や子どもの貧困、子育て支援について→7件
- 地域の防犯・防災を取り上げた質問→4件
- 高齢者支援や介護システムについて→4件
- その他女性の活躍、18歳選挙権実施への準備など→20件
一方、都市の成長に必要とされるインフラ投資もウォーターフロント計画や国への港湾計画書提出などハード面で露出してきました。博多港周辺を大型展示場やホテルなどのコンベンション施設を整え、海からの玄関口として再整備し、中長期にわたってクルーズ船対応の観光港形成や多様な物流機能の増大に対応する港の整備を行う計画です。整備費などはこれからの検討ですが、莫大な費用がかかることが考えられます。費用対効果をしっかり検証していく。議会の役割・機能がますます問われてきます。
壱岐南・壱岐校区を走る
“ミニバス”12月7日より再び始動!
12月7日、月曜日の早朝8時45分、地下鉄七隈線橋本駅前広場で壱岐地区を走る橋本駅循環のミニバス出発式が「3度目の正直」を期待して行われました。壱岐保育所園児による鼓笛音楽隊演奏の中、自治協議会役員や西鉄タクシー、福岡市関係者など約70人が師走の町中に向かうミニバスを送り出しました。福岡市全体から見てもミニバス継続運行の成否は、今後、地域を走るコミュニティバスの普及度合いをはかるものです。路線区域周辺の皆様にご愛用頂けるよう願います。
福岡市議会林業活性化議員連盟で
伊万里の木材コンビナートを視察
12月10日降りしきる雨の中、福岡市議会林業活性化議員連盟32人で伊万里市にある木材コンビナートを視察しました。同コンビナートは、中国木材と連携して北部九州の豊富な森林資源を活用し、国産材で集成材を製造しています。欧州からの輸入依存を脱却し、逆に住宅建築材として輸出する時代を到来させようと平成15年に操業開始しました。製造過程で派生する端材は全て木質バイオマス燃料として活用し、植える⇒育てる⇒収穫するという森林循環システムで自然環境とともにある産業をうたっています。高度成長時代に置き忘れてきた日本古来の木文化を再生する産業としても注目していきたいと思います。
地域にある資源を活かし、守り、再生し、成長産業として復活する営みを改めて再評価する時だと考えています。