江藤博美のまちレポート

福岡市議会議員 江藤博美(福岡市民クラブ)は福岡市西区や福岡市のまちづくりにむけて”動く・つくる・かえる”

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更新日 2019-03-28 | 作成日 2007-10-16

2月定例議会の動き

…学校施設の大規模改造13校等(27億6千万円強)
…生活保護費給付見込みに伴う事業費増(20億円)
…市営住宅整備事業(13億円)
…地下鉄七隈線延伸事業(11億1千万円)
…大規模公園事業(10億2千万円強):今津運動公園(28年度末完成予定)など
…海岸整備事業(1億2千万円):能古地区北浦護岸改良&道路拡張
…各種基金の積み立て(89億円強):市債管理特別会計(47億円弱)

*市民会館建て替えの基本計画が議会に提示されました。

  • 事業費は約200億円。現在の会館の西隣、須崎公園内を考えているようです。2000席の大ホール、800席の中ホールと小ホール、リハーサル室を備えたもので、28年度中に基本設計に入り35年開館を目指します。

3月予算議会の報告

 3月3・4日の2日間、8会派の代表が平成28年度の予算・所信表明に対して質疑討論を行いました。私も福岡市民クラブを代表して予算全般を81項目にわたって質問しました。

市議会ホームページに議事録が掲載されます。

 市長は二期目に入って、“天神ビッグバン”という天神一帯を高さ規制や容積率の緩和によって大型再開発を促そうという構想を打ち出しました。また、ウオータフロント地区再整備構想という、博多港を大型クルーズ船が同時に接岸できるように岸壁を整備し、大規模な国際会議やイベントが誘致できる施設、ホテルを新たに整備するなどの大規模事業を打ち上げました。アジアの拠点都市を目指す「圧倒的福岡時代」の是非については、その事業費を市民・議会に明らかにしてもらわなければその評価さえもできません。
 生産年齢人口が確実に減少していく時代に入って、超・少子高齢化社会に対応できる地域社会・コミュニティの支援こそ優先施策ではないか。次代を担う人材育成システムを構築して福岡が持つ固有の資源を活用した「人と資源が整うまち福岡」という身の丈に合う自治体経営をめざすべきではないか、と厳しく迫りました。

地域コミュニティの応援

  • →自治協議会活動費の増額(共創自治協議会事業)に5,200万円
    • …1校区自治協議会平均20万円を増額。

子どもの貧困対策

  • →子どもの食と居場所づくり支援事業に430万円
  • →貧困状況にある子どもたちを支える地域ネットワークの構築に480万円

子育て支援の充実(右図)

  • →子ども医療費助成拡大に42億5,000万円
    • …通院医療費の助成対象を就学前から小学校6年生までに拡大。

【現行】

通院  小学校就学前まで 
入院  中学校3年生まで 

【拡大後】平成28年10月診療分から

通院  小学校6年生まで 
入院  中学校3年生まで 

3歳以上小学校就学前までは600円/月、小学生は1,200円/月の自己負担を導入

全中学校のエアコン整備事業に約18億円。今夏で全小・中学校に整備完了。
地域で頑張る高齢者支援

  • →老人クラブ等対象の福祉バス事業の助成拡大5,000万円
    • …福祉バスは老人クラブや公民館高齢者教室、ふれあい サロンなどで活用

高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるための「地域ケア会議」の充実

  • …地域包括ケアの推進に13億3,400万円
    • 医療と介護、地域、行政の一帯連携で高齢者などの見守り支援ネットワークを形成。

森林再生と林産業の復活

  • →間伐材の搬出効率を上げる森林基幹道の整備と森林データの計測に900万円

都市型バイオマス資源の活用研究

  • →再生可能エネルギーの実用可能性調査に560万円
    • …間伐材から排出される端材、チップも検討対象

地下鉄1日乗車券“ファミリーきっぷ”と“ちかパス65”新設

  • →2億2,500万円
    • …1日1,000円で1家族が利用できるお得きっぷの発売。65歳以上を対象に月6,000円の「全線定期券・ちかパス65」の新設で公共交通への乗換促進

吉武高木遺跡整備事業費→2億円…28年度完成
商店街活力アップ支援事業などに→3,400万円
手話通訳嘱託員の区役所配置→2,000万円

  • …区役所での手続きなどで聴覚障害者とのコミュニケーション支援

第3給食センター移転先が今宿青木に確定
幹線道路などの整備事業

  • 市道福重石丸線
    • →1億9000万円…用地補償等(西部市場前〜新室見信号)
  • 周船寺有田線
    • →6000万円…用地補償等(橋本西〜橋本橋・29年度に完了予定)

室見川西岸河畔道の整備
 外環状室見橋下の河畔道をつなぐ基本設計に着手
能古渡船姪浜第一駐車場立体化改修工事事業

  • →総事業費4億1200万円(今年度は2億1400万円)29年度完成予定

能古地区北浦護岸改良&道路拡張

  • →4100万円、28年度で事業完了予定

―事業着手及び計画策定で概要が提示されている事業―

  • 地下鉄七隈線博多駅延伸事業、32年度完成をめざす総工費約420億円
  • 少年科学館の移転新設事業、29年10月開館をめざす総事業費約111億円
  • 美術館リニューアル事業、28年9月に一時閉館し2年半かけて整備。30年度末開館予定。総工費約108億円
  • 総合体育館整備運営事業、総工費約138億円。30年12月開館予定。場所はアイランドシティ
  • 都市高速道路のアイランドシティ延伸計画に約292億円
    • …28年度は11億円
  • 福岡空港滑走路増設事業、37年末供用開始をめざす総工費約1650億円

―計画は確定しているが予算は今後検討される事業―

  • 天神ビッグバン関連事業
    • 今後10年間で30棟の民間ビル建替えを誘導するため道路・公園などの再整備事業を今年度から予算化。今年度は約4億6,000万円
  • ウォーターフロントの再整備計画
    • →28年度に事業化の検討に入る予定(費用未定)
  • ウォータフロント地区にマリンメッセに次ぐ第2期展示場やホテル・賑わい施設を誘致するためのMICE拠点整備計画も28年度検討に入る予定。(費用未定)
  • 九州大学移転跡地のまちづくり
    • →箱崎キャンパスの跡地利用計画に28年度から本格検討に入る(費用未定)
  • 2019ラグビーワールドカップの負担金(未定)
  • 2021年世界水泳選手権開催に伴う大会負担金(前回2011年は約18億円)

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