江藤博美のまちレポート

福岡市議会議員 江藤博美(福岡市民クラブ)は福岡市西区や福岡市のまちづくりにむけて”動く・つくる・かえる”

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更新日 2019-03-28 | 作成日 2007-10-16

款別(目的別)決算についても質疑討論しました。(項目のみ掲載します)

子ども育成費については、待機児童対策として保育所整備費助成事業が遅滞なく進んでいるか伺いました。幼子を持つ親たちが安心して働けるよう、また次代の子どもたち育成に福岡市が最善を尽くすよう求めました。

環境費については、近年地球温暖化傾向が顕著なことから里山/里海の保全に人々の関心が強く、福岡市の平成27年度里海保全再生活動の内容と進捗について問い、環境局がその事業のリーダーシップを発揮するよう求めました。

経済観光文化局へ平成27年度の立地交付金の交付金額とその効果について実績を問い、投資効果のある交付金となるよう関係企業へ正規雇用などに経済効果が現れるよう働きかけを求めました。

土木費関連では、生活道路整備及び交通安全施設整備、福岡市内の一般道路における主要渋滞箇所数及び渋滞対策の取り組み状況とその具体例について説明を求めました。

*国道202号中村大学前交差点(国)の整備が28年度より着手される。


また、浸水被害の軽減を図る治水対策、都市基盤河川改修事業、県の管理下にある二級河川の維持管理・整備について進捗状況を質した。

*西区管内では、周船寺川、水崎川、金屑川の3河川について河川改修に取り組んでおり、進捗率は71.1%。
 また、県の管理下にある二級河川への要請については、緊急性の高い河川については個別に要望を行っているとのこと。


質問の最後にこれから福岡市のめざす都市像をどのように描いて、限られた予算を選択と集中でどこに振り向けていくのかについて質疑を行った。そこでこの20年間の目的別財政支出状況をグラフで説明。

款別歳出決済額の推移-+α_W1000.jpg


この20年間の目的別財政支出変動でいえることは、第一次産業や第二次産業に投資して稼ぐようなバランスのとれた経済戦略が欠け、農林水産局の決算額は一貫して下降している。

農林水産関連事業は、六次産品を生み出し、大量に消費可能な市場をもっている福岡市として自己完結の経済循環型システムを財政支援のベースとすべきだと思う。

特に、農林水産関連事業は、福岡の町のブランド力を誇示している魚、新鮮な野菜の供給、緑が近接する環境などを維持し、生産力だけでは語れない付加価値を持っていることから、福岡市がさらに成長するためには、足元の資源を活用した産業を見直し、大切にする姿勢こそ求められているのではないか。選択と集中をもっとその方向に転じていくべきだ。と問いただした。

*貞刈副市長の回答
福岡市は、自然とまちの調和がとれた、コンパクトで住みやすい都市として世界的に高い評価を受け、農林水産業は、食や自然等の福岡市の魅力を支え、重要な役割を担っている。生活の質の向上と都市の成長の好循環をより確かなものとするため、施策・事業の選択と集中を図り、人と環境と都市活力の調和がとれたアジアのリーダー都市を目指し、取り組む。


※28項目を約60分間、質疑を交わしました。掲載した項目はその一部です。
青字は、江藤の解説です。

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