2月定例会の動き
空港ビル(株)出資による株譲渡金約64億円の有効活用を巡って
高島市長提案の「福岡空港未来基金条例案」を否決!
「新たな空港運営会社への出資に関する決議」を賛成多数で採択!!
2月20日から始まった2月定例会は、空港ビル㈱出資による株譲渡金約64億円をどのように活用すべきかを巡って、市長与党である自民党市議団が市長提案の「福岡空港未来基金条例案」に反対し、「新たな空港運営会社への出資に関する決議」を提案するという高島市政始まって以来の展開となりました。
私が所属する福岡市民クラブも「福岡空港運営に関与することが市民の安全を担保するうえで優先事項」として「県と同様に出資して関与すべき」と考え自民党案に賛成しました。上記のとおり、議会は大多数が市長案に反対の意思を示したのです。この案件は、3月議会において第2ランドの展開となります。
3月定例会 新年度予算審議の総会質疑に立つ
“防災・危機管理”と“地域の高齢化”に向けた
地域コミュニティ(住民自治)支援について討論!
私は、新年度予算に関連して今日地域の重要課題でもある“防災・危機管理”と“地域の高齢化”問題を取り上げ、地域コミュニティの核である住民自治組織の支援をどのように進めるのかについて質疑討論しました。
〈概略については、福岡市民クラブ HP に掲載。〉
分科会討論でも熱い討論を交わす
私が所属する第3分科会は、港湾空港局を所管してます。3月議会で、2月定例会最終日に「新たな空港運営会社への出資に関する決議」を賛成多数で採択されたことを受けて自民党市議団提案の「活力ある福岡空港基金条例案」を審議することになりました。
これは、2月議会で議会から否決された市長案の対案として提案されたもので、新たな空港運営会社への出資を前提とする基金案です。
マスコミでも紹介されましたが、国は一昨年夏、「2年後の平成31年4月から福岡空港の運営を民間に委託する」という方針を示しました。これを受けて関係自治体となる福岡市と県で一昨年から協議を重ねてきました。昨年9月、高島市長は議会と十分な突合せもないまま「出資しない」という方針をあきらかにしました。市長与党の第一会派である自民党市議団が「出資の方向で検討すべき」という意向を示していたにもかかわらず、それを無視し2月議会に約64億円の空港ビル株式譲渡金の処理を他の項目で提案してきたのです。
自民党市議団提案の「活力ある福岡空港基金条例案」に反対の立場をとる公明党とみらい福岡の市議と、答弁に立つ側の自民党議員、自民党案に賛成の立場から意見を表明する私や、独自の立場であるが出資すべきとする共産党市議の12人で緊張した激しい討論が交わされました。
新年度予算、主な西区関連事業のピックアップ
( )内は新年度予算
西区では新築公募は「今宿・元岡」「愛宕・姪浜」地域を予定。
(全市で40億円余)
地域の公園を自治会・町内会が自主的に管理運営することで、公園を多目的に活用が可能となる事業です。例えば、公園敷地内に町内会集会所機能を併せ持つようなハウスの設置ができます。4月中に運営要綱ができる予定で、5月より地域で具体的な協議に入れる。
避難する際に支援が必要な市民を対象に、承諾を得た方々を名簿化し自治協議会等へ提供して災害時の避難に備える。
(9百万円)
子どもたちへの食の提供と居場所づくりを行う民間団体の活動に支援を行う。14団体から17団体へ。
(全市で370万円)
2200年前の「日本最古の王墓」といわれ、国史跡に指定された「吉武高木遺跡(やよいの風公園)」が平成29年4月にグランドオープンする。
(980万円)
高齢社会を地域で支える地域包括ケアシステム整備と機能の強化を進める情報共有機能の充実を図る。
(全市で6千万円余)
地元の強い要望を受けて、平成32年度からの実施をめざして施設一体型の整備を行う。
(14.4億円余)
新たな科学館が今年10月中央区六本松に開設。
(今年度は内装工事・開館準備等に7億円余)
下山門団地は5・6・45・46棟で解体、着工。
壱岐団地は43棟から解体・着工が始まる予定。
(全市で50億円余)
30年の春には供用開始の見通し。
(3.8億円弱)
29年9月頃には完成予定。
(2.2億円余)
運転免許証を返納し、ちかパス65を購入した人に3000ポイント(円)をつける。1年以内2回の購入で6000ポイントが付きます。
博多駅前道路陥没事故の影響を最小限に食い止め、平成32年開業を目指す。
(84億円余)