暑中お見舞い申し上げます
　4月の熊本・大分地震で被災された方々におかれましては、復興に向かってご苦労の毎日とお察し申し上げます。
　福岡市議会の６月定例会が23日終わるとともに参議院議員選挙に突入でした。
　舛添東京都知事の辞職劇は参議院選挙に影響を与えたのか…！　アベノミクスへの国民審判はどのように下されたのか…！　結果は…！　ご承知のとおりとなりました。
　私たち地方議会は、国の動きに一喜一憂することなく地道に市民自治に取り組みます。
　6月定例会で一般質問に立ちました。今回取り上げたテーマは「能古島のしまづくり支援」「生活交通条例の見直し」です。ご一読いただければ幸いです。
　暑さに気をつけて熱夏を乗り切ってください。

　今回の議会質問は能古島のしまづくり応援バージョンで討論しました。質問を作る前に能古島の歴史を調べてみると、博多湾の真ん中に浮かぶ島を舞台に卑弥呼の時代から壮大な歴史が繰り返し刻まれてきたんだろうなあ〜と、質問書を書き上げました。能許・也良崎の万葉歌碑に刻まれた「沖つ鳥 鴨とふ小舟の 還り来ば 也良の崎守 早く告げこそ」歌には、能古島から志賀島を見ながら遭難した友を想う当時の様子が偲ばれます。奈良時代から江戸まで博多の玄関口として能古島の人々が誇りを持って築き上げた気風は、今に引き継がれているような気がします。福岡市はこのような島の財産も宝にしてしまづくりを応援することが殊の外大切です。市長にこの気持が通じたであろうことを祈るばかりです。
　さて現実の政界は、そのような未来づくりだけに浸れません。参議院選挙結果を受けて、地方自治体が、国で成し得ないことをしっかりサポートしていかなければならないからです。私の住む町内で、組会議を20年ぶりに行いました。なぜ開催したかといえば、隣近所、お互いに歳を重ね、近況を知りあうことから超高齢社会に備えていこうという試みです。地域包括ケア壱岐南モデル準備室の竹嶋室長も出席してくれました。私の組は20世帯で、内16世帯が参加し交流したのですが、組の高齢化率は80％を超えていました。今年から同居している87歳の父を近所の皆さんに紹介できたことが我家にとって何よりタイムリーな会となりました。地域でお互いを見守る為には、こうした日頃の取り組みが大切なことを実感しました。地域密着の施策にこれからも励みます。

まちレポート　第74号　2016年 夏号へ

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