ごあいさつ
1868年、日本の歴史は、江戸から明治へと政治・軍事・経済・文化の革命的変化を遂げました。141年後の2009年8月30日、衆議院議員選挙による自民党から民主党への政権交代は、この明治維新にも匹敵する歴史的変化となりました。
明治から作り上げてきた社会体制は、それまでの武士が政(まつりごと)を司るシステムから、選挙という民主的システムの形を装いつつも政の内実は政府官僚群を中心とした「御上」による統治システムで国家を運営してきました。明治以来人々は「御上」が政の責任を取る当事者であると信じ、政治・経済・文化のあらゆる部門と場所で「陳情」を繰り返してきたのです。
鳩山政権がスタートして大臣をはじめ政務官は、その御上である政府官僚への依存から脱却し、自ら政府方針を策定する作業に必至で立ち向かっています。その大臣や政務官たちこそ国民の民意に基づいて選ばれた現代の志士たちです。
現代の志士たちは、これから想像を超えた政治変革の作業に取り組まなければなりません。多くの国民がそれを期待していると思うのです。前へ、前へと進むしかありません。そのことは、全く同様に私たち地方議会にも反射しています。政治を身近に、市民の眼にみえるところまで近づけることが、これから私たちに問われています。政治に関わるものの一人として今は、時代変化の醍醐味と緊張感でいっぱいです。
雑感日記
前回「政権交代への期待感と政治の現場にいる一人として、その興奮と緊張感は政治家冥利に尽きるものがあり、歴史の節目に立ち会えるという機会は光栄の至りです。」と書きました。鳩山内閣にとって初めての臨時国会が招集された今、その現実をかみしめています。
そして、その次の改革の流れは「国は変わった、地方は変わるのか?」という市民の声に反応する「地方議会の改革」に移ってくることは必至です。これからは国会議員ではなく、市民の一番身近にいる私たち市議会議員の「ちから」が試されることになると思っています。すでに、全国的にはもう一度「地方議会」機能を見直し、民意が正確に映し出される議会のあり方を再構築する「議会基本条例」の制定を模索する動きが活発化しています。
私の今議会質問である“住民自治の支援強化”は、住民の声がいかに直接的に行政に反映できるかを模索する「新たな地方自治システムへの検証」にあります。今までの「御上」に委ねていたまちづくりを、まちの住民自身が実行計画していく時代に入りつつあります。名実ともに「地方の時代」。地域が主権者であるためにもう一工夫も二工夫も必要です。
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更新履歴
- 2009.11.10
- まちレポート(第47号 2009年 秋号)を更新しました。
- 2009.7.3
- まちレポート(第46号 2009年 夏号)を更新しました。
- 2009.4.7
- まちレポート(第45号 2009年 春号)を更新しました。
- 2009.1.8
- まちレポート(第44号 2009年 新春号)を更新しました。
- 2008.12.1
- まちレポート 号外 第5回臨時議会を追加更新しました。
- 2008.11.29
- まちレポート 号外 第5回臨時議会を更新しました。
- 2008.10.27
- まちレポート(第43号 2008年 秋号)を更新しました。
- 2008.7.22
- まちレポート(第42号 2008年 夏号)を更新しました。
- 2008.4.19
- お知らせ「2008年度 第1回グラウンドゴルフ大会」を更新しました。
- 2008.4.9
- まちレポート(第41号 2008年 春号)を更新しました。
- 2008.1.18
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