新年あけまして
　おめでとうございます。
昨年末のあわただしい衆議院総選挙から頭を切り替え、私は、一気に今春４月の福岡市議会議員選挙本番に向かって動き出しました。
寒風にめげず、気を引き締めて
５期目に挑戦します。
•住民自治支援の制度設計
•森林・林業の再生　　　
　という大きな２つの目標を定めて
　住民目線からの市政革新を実現します。
経験と継続が力！
　地域のまちづくりに邁進します。

　私たちの世代は、高度成長期とともに過ごしてきたことから、いつのまにか社会発展の基本はすべて経済成長の恩恵にあずかる物の豊かさにあると思い込んできました。「昔は、食べ物も着るものも住まいも比較にならないほど貧しかった。じいちゃんばあちゃんたちは、苦労に苦労してここまで築いてきた。それもこれもすべて経済がここまで発展したおかげだ」という確信をもっていました。
　しかし、近年になって貧富の格差拡大を様々な統計数値でみると、この確信は一種の思い込みであることに気付かされます。周辺にモノがあふれ、IT 産業のあくなきイノベーションを私たちは成長として錯覚してきたのではないでしょうか。
　私は、これから福岡市がめざす成長とは、福岡市が持っている固有の人・モノ（海・山・川・都市）という資源を活かす、自立した、身の丈に合ったものとすべきと考えています。これを基本に据えて、福岡市の近未来像・・・めざす方向！　を探りたいと思っています。
　福岡市は、脊振山系の森林に囲まれ、豊かな博多湾と筑前海を抱え、その間に都市近郊農地を持ち、150万人の人材を有しています。福岡市を一つの「国・まち」と見立てれば、今ある豊かなモノと人材を活かし、この資源で市民を豊かにする成長戦略こそが必要です。
　150万人の衣食住を賄う力と、物資の流通と集積力、国境を超えて人の流れをつくる観光で稼ぐ力を蓄えることで福岡市という「国・まち」は、立派に自立できます。国の力に頼らない“自治都市ふくおか”が私のめざす福岡市の近未来像です。

まちレポート　第68号　2015年 新年号へ

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です。