10月決算特別委員会の報告
第1種低層住居専用地域で建ぺい率・容積率が緩和されます
(2012年1月5日施行)
多様な世代が住み続けられる快適で住みやすい住環境づくりをめざして、良好な住環境形成のための建て方のルールを見直しました。これによってゆとりある居住空間の確保、2世帯住宅、廊下やトイレが広いバリアフリー住宅対応が改善されます。要は、これまで第1種低層住居専用地区で建ぺい率40%・容積率60%と比較的縛りがきつかった地区(地図上の緑色の地域)が、それぞれ50%・80%に緩和されます。本年1月5日からの施行となります。詳しい情報は、福岡市のホームページに掲載されています。
市営住宅の建替え計画等の方針が決定されました
福岡市は、時代に合わせた市営住宅の再生・整備を進め、安全・安心な住宅の供給に取り組むため、昨年12月「市営住宅ストック総合計画」の改定を行いました。これにより、今後10年間の市営住宅再整備方針の見通しが明らかになりました。福岡市は、財政難による国の助成見通しが不透明であったことと、当市自身の財政圧迫もあって、これまでは老朽化した中層5階建て住宅の大型団地においては、建て替えを見送っていました。しかし、居住者の高齢化と住宅そのものの耐震化対応の必要性に迫られたこともあり、今後は建て替え方針で臨むことにしたものです。現状の建物を補修してエレベーターを設置していた全面的改善事業の方針を大きく見直すことになります。
西区では、下山門団地で全面的改善事業が終了した棟を除く住宅は、平成23年から27年の間で着手する予定です。下山門団地の未着工分、壱岐団地などが平成28年から32年の間で着手する予定です。また、名柄団地、福重団地(5階建て)、野方西団地、城の原団地、姪浜北市営住宅などについては平成32年以降に検討される予定です。
たいへん時間のかかる事業となりますが、膨大な建築費を要することもあり、現在の敷地を高階層と中階層を組み合わせることによって余剰地を生み出し、その売却益を建築費の一部に当てることや、より公共空間を創りだして緑地等の居住性を高めることなど工夫をこらして再整備に取り組むこととしています。
コミュニティバスの社会実験成功で本格運行に弾みを!
昨年10月末から地下鉄七隈線橋本駅を起点にして運行しているコミュニティバスの社会実験は、苦戦しながらも地元の熱い期待を背負ってまちなかを走り3箇月の期間終盤を迎えています。福岡市でこれからのコミュニティバス運行計画の指針とする材料とすることからなんとか成功させたいと思っています。バスが走りだして町なかでバスを待つ病院通いの方やお買い物に利用される主婦の方を見かけると、やっぱり、公共の交通手段は必要だなあと、再認識させられます。皆さん、是非乗ってみてください。本格運行になる際は、路線や運行内容、料金も含めて検討が求められることとなりそうです。
市民参加型のフルマラソン実現に向けて動きが活発化!
福岡シティマラソン2011(10月)2時間4分で何とか完走できました。9月に福岡市議会議員のほぼ全員が賛同して立ち上がった「福岡市で市民参加のフルマラソンの実現を!」をめざす通称マラソン議連は、その後早速東京マラソンを運営する東京マラソン財団や、昨年11月にフルマラソンに踏み切った神戸マラソンの事務局を訪ね現地視察を行うなど精力的な活動を展開しています。
遅くても平成25年末のフルマラソン実現を見据えて、福岡市や県などの関係者、そして市民ランナーズクラブとの情報交換が活発化しています。3月中旬には、市民ランナーズクラブを中心とする「集い」も企画され、フルマラソン化へのプレイベントも計画される予定です。