新年あけまして、おめでとうございます。
近年は、秋があっという間に過ぎ去り、いきなり冬がやってきて、「間」もなく年を越えるような季節感の変化に違和感を覚えます。
2012年、新年を迎えて、あらためて本年もよろしくお願いします。
私たちの住んでいる西区は、暮らしやすさ、居住性からみて市内の7区で最も可能性を秘めた、行政区・街です。
海に開けた漁業と離島、それを育む山河を持ち、住環境の基礎的なインフラ整備がほぼ終了して、さあ、これからどんな街をつくっていくか、つくろうか！
そんな時代に入りました。
次の世代に誇りをもって繋ぐまちづくりに、今年も邁進します。

　私は、昨年末に草刈り機とチェーンソを一念発起して購入しました。父が持つ猫の額ほどの山林を保全・手入れするために60の手習いでやってみようと「高価」な買い物をしてしまいました。私の実家は大分県日田市の山間で、山林に囲まれた田舎です。まだ父も健在で、私も小さいころ（中学生時代）から父が営む山林業の手伝いを「させられながら」成長期を過ごしてきました。日本の高度成長を支えた工業製品の輸出の見返りとして安価な外材の輸入が国内林業を直撃して実家の山林業は衰退し、なんとかシイタケ栽培で生活をしのいできました。ですから、この30年というものは、林業者は激減し過疎化の一途をたどってきたのです。この逆境に立ち向かわんと早速、昨年末2回西陵校区･生の松原海岸清掃（９月）ほど40年ぶりに山林作業に悪戦苦闘しました。山林に入ると40年前と比べ荒れた山、手入れされた山林のギャップが歴然としており、間伐された40年を超える木立の神々しさと、蔦に絡まれた荒廃林の対比は言葉を失うほどです。私も今年還暦を迎えて、ささやかながら自然環境の保全に一役たつことの充実感を楽しめる一年になればいいなあと思っています。
　皆様も今年一年が一層充実した年となることを御祈念申し上げます。

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です。